(最終更新:2019年7月)
以前、SAPIX(サピックス)の算数パズル本「きらめき思考力パズル 小学1~3年生」をご紹介しましたが、今回は「きらめき思考力パズル 小学2~4年生」をご紹介したいと思います。
「きらめき思考力パズル 小学2~4年生」(SAPIX)の構成
「きらめき思考力パズル 小学2~4年生」も「きらめき思考力パズル 1~3年生」と同じ構成になっています。
具体的には、「数センス編・図形センス編」×「入門編・特訓編」の4冊に分かれていて、さらに「入門編」「特訓編」とも前半が「れんしゅうステージ」、後半が「ちょうせんステージ」になっており、
「入門編:れんしゅうステージ」⇒「入門編:ちょうせんステージ」⇒「特訓編:れんしゅうステージ」⇒「特訓編:ちょうせんステージ」
と、徐々にステップアップする構成になっています。
きらめき思考力パズル:数センス入門編(2~4年生)の内容
「数センス編 2~4年生」には、以下の6種類のパズルが掲載されています。
・数字カードたし算
・ぶどうパズル
・けい馬とびで進む
・モビールパズル
・ネットワークパズル
・かけ算パネルをかさねる
「1~3年生」向けに比べて多少難しくなっていますが、足し算・引き算・九九ができ、ある程度算数パズル慣れしていれば、「れんしゅうステージ」も「ちょうせんステージ」も、小学校1年生でも試行錯誤することで十分解けるレベルになっています。
但し、「かけ算パネルをかさねる」の何問かは3つの数の掛け算が必要になりますので(と言っても、"2×3×5"のような簡単なものですが)、九九までしか習得していない場合は、そこだけやり方を教えてあげる必要があります。
1つのパズルにつき「れんしゅうステージ」「ちょうせんステージ」それぞれ6問程度と、1冊に掲載されている問題数はさほど多くないため、1週間掛からずに1冊終えることができます。
(「きらめき思考力パズル 小学2~4年生:数センス編」掲載パズルの例)
きらめき思考力パズル:図形センス入門編(2~4年生)の内容
「図形センス編 2~4年生」には、以下の6種類のパズルが掲載されています。
・さいころのかくれた目
・カードをころがす
・ペントミノカード
・表面の正方形を数える
・この目は何?
・カードをおりたたむ
各パズルとも特別な知識は必要なく、小学校1年生でも取り組める内容になっています。
但し、うちの子供の場合は、「この目は何?」というサイコロを頭の中で回転させないと解けないパズルはどうしても難しかったようで、結局このパズルは解くのを諦めました。
(大人にも結構難しいような気が...)
それ以外のパズルについては「数センス入門編」と同様、こちらも数日で終えました。
(「きらめき思考力パズル 小学2~4年生:図形センス編」掲載パズルの例)
(結局最後まで解けず諦めた「この目は何?」)
きらめき思考力パズル:特訓編について
「特訓編」にも「入門編」と同じ種類のパズルが掲載されていますが、「1~3年生」向けに比べて「2~4年」向けの方が、「入門編」⇒「特訓編」の難易度のジャンプが大きい印象です。
「特訓編」は小学校2年生の始めに取り組みましたが、小学校低学年にはやや難し過ぎるものもあり(特に「ぶどうパズル」)、パズルによっては例題や最初の数問を一緒に解いてあげて、コツを教えてあげる必要がありました。
なかなか解けないことで本人のモチベーションも少し落ちてしまったため、「数センス編」「図形センス編」とも大分解くペースが落ち、全て終えるまでにはそれぞれ延べ10日程度を要しました。