(最終更新:2020年4月)
うちの子供(小学校3年生になりたて)は普段、あまりに本を読まないので、文章を読む訓練の一環として「くもんの小学ドリル:国語」シリーズに取り組んで貰うことにしました。
「くもんの小学ドリル:国語」には、
・「ひらがな・カタカナ」(全2冊)
・「漢字」(全6冊)
・「言葉と文ときまり」(全6冊)
・「文章の読解」(全6冊)
・「書き方」(全4冊)
と、仕上げとしての
・「学力チェックテスト:国語」(全6冊)
の5+1シリーズがあります。
うちの子供には「文章の読解」と「言葉と文のきまり」に取り組んで貰いましたので、この2つのシリーズをご紹介します。
くもんの小学ドリル:国語「2年生 文章の読解」
まずは、最初に買ってみたくもんの小学ドリル「文章の読解 2年生」からご紹介します。
「文章の読解 2年生」は、
・短い文章を基に、基本的な問題を5枚分(表裏で計10ページ)ほど繰り返す
(文の主語の穴埋め、接続詞の穴埋めなど)
・「かくにんドリル」として、長めの文章を読み、テスト的な問題を解く
というセットを7回繰り返す構成になっています。
対象となる文章は、物語文・説明文とも満遍なく出て来るようになっており、最後に1枚分、詩も出て来ます。
(短い文による基本問題の例:2年生)
(「かくにんドリル」の例:2年生)
短い文による基本問題(5枚ほど)⇒長めの文章による「かくにんドリル」(1枚)のセットを繰り返した後で、最後に総仕上げとして、「しんだんテスト」「はってんテスト」が計4枚分、巻末に付いています。
(巻末の「しんだんテスト」の例: 2年生)
くもんの小学ドリル:国語「3年生 文章の読解」
くもんの小学ドリル「文章の読解 3年生」も、「文章の読解 2年生」と比べると文章・問題はやや高度になりますが、構成は全く一緒です。
短い文章による基本問題を4~8枚分繰り返す⇒長めの文章による「かくにんドリル」を1枚解く、というセットを6回繰り返した後で、最後に「しんだんテスト」「発展テスト」が計8枚付く構成になっています。
「文章の読解 3年生」も、物語文・説明文ともバランス良く組み込まれており、最後に2枚分だけ、詩の読解も含まれています。
3年生の漢字を習う前に取り組みましたが、フリガナを振ってある漢字が多く、3年生の漢字を習う前でも十分取り組むことができました。
(短い文章による基本問題の例:3年生)
(「かくにんドリル」の例:3年生)
(巻末の「しんだんテスト」の例:3年生)
「くもんの小学ドリル:国語 文章の読解」シリーズは、前述の通り、「短い文章による基本練習」⇒「長い文章による確認テスト」を繰り返す構成になっており、普段なかなか本を読んでくれない子供でも取っ付きやすい内容になっています。
「文章の読解 2年生」も「文章の読解 3年生」も1冊あたり40~50枚のドリルになりますが、1枚1枚の問題の分量はそれほど多くないため、(うちの子供のような)国語がさほど好きではない子供でも、大体1週間で1冊終えることができます。
くもんの小学ドリル:国語「3年生 言葉と文のきまり」
くもんの小学ドリル「言葉と文のきまり」シリーズは、文法と語彙を身に付けるためのドリルです。
大きくは「文章の読解」シリーズと同様の構成となっており、
・基本問題を5枚分(表裏で計10ページ)ほど解く
・「仕上げドリル」として、これまでに学んだことを復習するテスト形式の問題を1枚分解く
というセットを7回繰り返した後で、最後に「テスト」が計3枚分付く構成になっています。
(基本問題の例1)
(基本問題の例2)
(「仕上げドリル」の例)
(巻末の「テスト」の例)
基本問題の種類は、極めて多岐に亘ります。
「句読点の使い方」「こそあど言葉」「接続詞」など、文法・語彙に関連した問題が中心ですが、一方で「漢字の送り仮名」「形の似た漢字」「ローマ字の書き方」「国語辞典の使い方」...といった内容まで含まれており、少し内容が拡散し過ぎている印象を受けました。
文法・語彙は重要だと思いますが、「文章の読解」シリーズと趣旨が重複するところもあるため(例えば、正しい接続詞を選ぶ問題)、個人的には、「文章の読解」シリーズを抑えておけば「言葉と文のきまり」には手を出さなくてもいいように思いました。