(最終更新:2020年1月)
今回は、上の子供(小学校2年生)の字についてです。
上の子供の字は、なかなか丁寧に書かず雑なうえに、汚いです。
算数のテストでは、数字の「9」の上の方が開いて「4」みたいになっていたり、漢字テストでは、跳ねるところを跳ねていなかったりバランスが悪かったり(例えば、「紙」という字が、「糸」と「氏」に分離していて、しかも「氏」が「糸」の半分のサイズになっていたりします)で、テストでちょこちょこ減点をくらっています。
私自身、それほど字がきれいではないですし、このご時世に手書きすることもあまりないので、
「大体合っていればいいじゃん。わざわざ減点してやる気を失くさせてどうする?」
と思わなくもないのですが、とは言え、字はきれいな方がいいに決まっているので「これもいい機会か」と思い、アマゾンで「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」なるドリルを買ってみました。
今回は、その内容と、一通りやってみた結果をご紹介したいと思います。
「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」の構成
「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」は、4つのステップに分かれています。
ステップ1: 文字を書く練習を始める前の基本
・鉛筆の正しい持ち方
・字を書く正しい姿勢
・「運筆運動」:きれいな字の基本となる「きれいな曲線」「きれいな直線」「左はらい・右はらい」の練習をします
ステップ2: ひらがなの練習
ステップ3: 数字・カタカナの練習
ステップ4: 漢字の練習
・小学校1年生で習う漢字のうち、きれいな字を書く基本を身に付けるために選んだ40文字を練習します
ステップ2~4は、
・右側のページ:お手本+きれいな字を書くためのポイント
・左側のページ:練習スペース
という構成になっており、きれいな字を書くためのポイントは、子供でも読めるように丁寧に書かれており、ふりがなもしっかり振ってあります。
(ステップ2: ひらがなの練習)
(ステップ3: 数字の練習)
(ステップ3: カタカナの練習)
(ステップ4: 漢字の練習)
全体で約90ページ、練習ページは40ページくらいのドリルですので、コツコツやっていけば2~3か月で終わると思います。
「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」を使ってみた感想
始めたばかり(ステップ1)の頃は、この「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」が、うちの子供の汚い字をきれいにする効果があるのかどうかは分かりませんでしたが、ステップ1の段階でも、よく見ると確かに鉛筆の持ち方が少しおかしかったり、丁寧に書いても「運筆運動」も線からはみ出したりと、「基本的なことがうまくできていなかったんだなー」と実感しました。
以下は、実際に一通り、この「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」を使ってみての感想になります。
結構、親の手間が掛かります。
「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」には毎ページ、お手本+きれいな字を書くためのポイントがしっかり書いてあるのですが、子供だけにやらせると、お手本やきれいな字を書くためのポイントを見ることはなく、適当にぱぱっと書いて練習を終わらせてしまいます。
(うちの子供だけではないはず)
ですので、子供にこの練習ノートをやらせる際は、毎回、「きれいな字を書くためのポイントを最初にきちんと説明してあげる」&「子供が書いたものを確認して、おかしいところがあったらきちんと直す」ということを親がやってあげる必要がありました。
一通りしっかりやると、確かに字はきれいになります。
この練習ノートを一通り(一緒に)やってみて感じたのは、子供はそもそも「きれいな字」と「汚い字」の違いを殆ど理解していなかった、ということです。
そういう点で、お手本+きれいな字を書くためのポイントを踏まえて平仮名から練習することで、「きれいな字」とはどういうものかが多少なりとも分かるようになりますし、結果、きれいに書こうと意識して書いた字は、元々の字に比べてかなり上手になりました。
但し、きれいな字はなかなか定着しません。気を抜くと、汚い字に戻ります。
きれいな字を書こうと意識している時(例えば、親に「きれいに書いてね」と言われた時)は割ときれいな字を書くようになりましたが、意識していない時(例えば、学校のノートやテスト)は、元々の汚い字に戻ってしまいます。
意識しなくてもきれいな字が書けるようになるには、この「高嶋式 子どもの字がうまくなる練習ノート」を一通りやっただけでは不十分で、(手間は掛かりますが)同じような練習をもう何回か繰り返す必要があるなー、と思いました。