「くもんのにがてたいじドリル:算数」(くもん出版)のレビュー

くもんのにがてたいじドリル算数(くもん出版)の口コミ・レビュー・評判・感想1:算数の教育・勉強・学習

(最終更新:2020年1月)

 

以前、「くもんのドリルでコツコツ勉強する習慣作り」「算数を得意にする勉強方法(小学校1年生編)」という記事で、くもん出版の「くもんの小学ドリル」というシリーズを紹介しました。

 

今回は、同じくもん出版が出している「くもんのにがてたいじドリル」(算数)というシリーズをご紹介したいと思います。



「くもんのにがてたいじドリル:算数」について

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くもん出版が出しているドリルには、「くもんの小学ドリル」と「くもんのにがてたいじドリル」の2つのシリーズがあります。

 

「くもんの小学ドリル」シリーズは、小学校のカリキュラムに沿った網羅的なシリーズになっている一方で、「くもんのにがてたいじドリル」シリーズは、一連のカリキュラムの中でも、特につまづきやすいところにテーマを絞ったドリルになっています。

 

「くもんのにがてたいじドリル」は算数と国語それぞれのシリーズがありますが、算数のシリーズは

 

・「小学1年生:くりあがるたしざん・くりさがるひきざん」

・「小学2年生:2けたのたし算・ひき算」

・「小学3年生:時こくと時間」

・「小学3年生:くり上がりのあるかけ算」

・「小学4年生:商がたてにくいわり算」

・「小学5年生:小数のかけ算・わり算」

・「小学5年生:約分・通分をする分数の計算」

・「小学6年生:速さと比例・反比例」

 

の計8冊があります。

 

「くもんのにがてたいじドリル:算数」の内容

「くもんの小学ドリル」は、説明がほとんどなく、ひたすら問題が並んでいる構成になっています。

 

一方、「くもんのにがてたいじドリル」は、表面は問題の解き方の丁寧な(むしろ丁寧過ぎるくらいの)説明、裏面が独りでチャレンジする練習問題、という構成になっています。

 

ですので、これから解き方を学ぶ場合・問題の解き方からじっくり復習し直したい場合は「くもんのにがてたいじドリル」、ある程度問題の解き方を理解しており、ひたすら問題の反復練習をしたい場合は「くもんの小学ドリル」という使い分けをするのがオススメです。

 

表面:「小学3年生 くり上がりのあるかけ算」の例

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裏面:「小学3年生 くり上がりのあるかけ算」の例

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「くもんのにがてたいじドリル:算数」の感想

「小学3年生:くり上がりのあるかけ算」と「小学4年生:商がたてにくいわり算」の2冊購入して使ってみたので、その感想を簡単にまとめます。

 

「小学3年生:くり上がりのあるかけ算」

うちの子供が小学3年生の掛け算(例えば、2桁×2桁)の勉強を始めた当時は、「くもんのにがてたいじドリル」の存在を知らず、「くもんの小学ドリル」⇒(復習のために)「くもんのにがてたいじドリル」という順番でやりました。

 

具体的には、うちの子供(小学校2年生後半)は、半年くらい前に「くもんの小学ドリル」の「3年生のかけ算」を一通りやって、2桁×2桁のような掛け算を習得したはずだったのですが、最近、別の算数パズル本をやっている際に、例えば"24×4"のような問題を24を4回足しているのを見て、復習のためにこの「小学3年生:くり上がりのあるかけ算」を購入しました。

 

購入前は、3年生で学ぶ掛け算をがっつり繰り返すドリルかと思っていたのですが、実際には、全28回(表裏で1回分)のうち、最初の8回は足し算や九九、繰り上がりのない2桁×1桁の掛け算と、かなり初歩的な復習パートから始まり、9回目からようやく、本題の繰り上がりのある掛け算が出て来ます。

 

1冊の中で最終的には3桁×2桁の練習までたどり着きますが、前述の通り、表面は解き方の丁寧な説明、裏面は独りでやってみる練習問題(しかも、問題数はそれほど多くない)、という構成になっています。

 

ですので、これから3年生の掛け算を学ぶ・学び直す場合はいいと思いますが、「既に3年生で学ぶ掛け算の解き方は理解していて、がっつり反復復習をさせたい」という場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。

「小学4年生:商がたてにくいわり算」

「くもんのにがてたいじドリル」の「小学3年生:くり上がりのあるかけ算」を買ってみた経験を踏まえて、小学4年生の割り算(例えば、2桁÷2桁)は、「くもんのにがてたいじドリル」⇒「くもんの小学ドリル」の順に進めることにしました。

 

結果は...と言うと、筆算での割り算は、うちの子供にとっては、これまでに習ったことのない初めての内容だったのですが、「くもんのにがてたいじドリル」の説明が分かりやすかったようで、小学4年生の割り算を割とスムーズに習得することができました。

 

「くもんの小学ドリル」を使って小学3年生の掛け算を学習した際には、親(私自身)が時間を掛けて解き方を教えてあげる必要があったのですが、今回は「くもんのにがてたいじドリル」から入ったためか、私が解き方を教える手間は殆ど掛かりませんでした。

 

問題数が多くなかったこともあり、「くもんのにがてたいじドリル」は大体1週間で1冊やっつけていました。

 

(2桁÷2桁の割り算の例:くもんのにがてたいじドリルの場合)

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(くもんの小学ドリルの場合)

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