(最終更新:2019年5月)
小さい子供(幼児~小学校低学年)でも楽しめるミュージアムとして、今回は、長野県上田市の「美ヶ原高原美術館」をご紹介します。
美ヶ原高原美術館について
美ヶ原高原美術館は、箱根彫刻の森美術館の姉妹館の野外美術館です。
13万㎡の広大な敷地に約350点の現代彫刻が展示されており、全て見て回ると大体2時間くらい掛かります。
美ヶ原高原美術館の魅力は、高山植物を含む広大な自然(残念ながら5月はまだ緑ではなかったですが...)に展示されている様々な現代彫刻をトレッキング気分で楽しめるところです。
GW最終日に立ち寄ったからなのか、残雪が残る開館したばかりの時期に行ったからなのか、それとも、山奥にあるので元々こんなものなのか分かりませんが、明らかにお客さんの数よりもアートの数の方が多く、ゆったりと見て回れました。
物珍しいアート作品が色々と展示されていますので、それだけでも子供にとっても十分楽しいと思いますが、加えて、小学生以下の子供を対象とした展示・企画もありましたので、ご紹介したいと思います。
美ヶ原美術館の子供向けの展示・企画(1):こども美術館
敷地内に「こども美術館」という建物があります。
建物の中には、小学生以下の子供が中に入って自由に遊べる「しゃぼん玉のお城」「モグラパイプ」「ふわふわ彫刻ひろば」といった作品が置かれてます。
美ヶ原美術館の子供向けの展示・企画(2):スタンプラリー
いつもやっているのか、たまたまやっていたのかは分かりませんが、私たちが行った時には100円で参加できるスタンプラリーが開催されていました。
敷地の右半分(Aコース)と左半分(Bコース)にそれぞれ6個のスタンプ台が設置されており、どちらかのコースのスタンプを全て集めるとちょっとした記念品が貰えます。
うちの子供たちは、アート作品を見ることをそっちのけで、オリエンテーリングのようにスタンプ台を探して走り回っていました。
美ヶ原高原美術館を訪問するにあたっての注意点
・冬季はクローズしており、ビーナスラインなどの周辺の道路の開通と合わせて、GW頃にオープンします。
(2019年の開館期間は4月25日(木)~11月10日(日)になります)
・美ヶ原高原美術館は標高約2,000mの高原に位置するため、気温が低めです。
周りを遮る山がなく風が強い時も多いため、防寒対策は必須になります。
・「山」ですので、天気が変わりやすいです。そのため、雨具持参の方が安心です。
私たちが行った日も、昼過ぎまでは晴れていましたがその後、雹(!)が降ってきました。
・どの高速道路からアクセスするにしてもインターチェンジから遠く、かつ、曲がりくねった山道を長時間走ることになります。
乗り物酔いに懸念のある方は、酔い止めを用意していった方がいいかと思います。
(うちの子供は、酔い止めを飲んでいても少し車酔いしていましたが...)
・美ヶ原高原美術館の入館料の支払いは現金のみでした。
クレジットカードは使えませんでしたので、ご注意下さい。
ちなみに、美術館のエントランスとなる建物は道の駅(道の駅美ヶ原高原)になっています。
800台収容できる駐車場に加えてレストランやお土産店が入っており、ハイキングコースのスタート地点にもなっています。
・牛伏山(1,900m):10分
・美しの塔:30分
・王ヶ頭(2,034m):70分
・王ヶ鼻(2,008m):90分
美ヶ原高原美術館は「こんな山奥に何故?」と思うくらい辿り着くまでが大変な場所にありますが、箱根彫刻の森美術館に負けず劣らず、大人も子供も楽しめる美術館になっていますので、是非、機会があったら行ってみて下さい。
美ヶ原高原美術館のアクセス・営業時間・料金
アクセス
・住所:長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
ー長野自動車道:諏訪IC、岡谷IC、松本ICから1時間
ー上信越自動車道:佐久IC、東部湯の丸ICから1時間
(どこから行っても遠いです+山道になります)
営業時間
・9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:
・2019年の開館期間:4月25日(木)~11月10日(日)
・開館期間中は無休
料金:
・大人 1,000円
・大学生・高校生 800円
・中学生・小学生700円
ー支払い手段は現金払いのみです。
ー毎週土曜日は「ファミリーデー」となっており、保護者同伴の小学生・中学生は入館無料になります。