(訪問シーズン:2018年8月)
「蔵王エコーライン」の基本情報
蔵王エコーラインは、宮城県と山形県を結ぶ全長50km弱のドライブコースです。
今回は、宮城県側から蔵王エコーラインを抜けて、蔵王ロープウェイや蔵王温泉大露天風呂まで行くことがメインの目的でしたが、蔵王エコーラインにもいくつか見どころがありますので、簡単に紹介したいと思います。
(「蔵王ロープウェイ」「蔵王温泉大露天風呂」の記事についてはこちら)
オススメ度:☆☆(天気が良くて御釜がよく見られれば☆☆☆)
(☆☆☆がMax、あくまで私の主観です)
主な見どころ:
蔵王エコーラインの宮城県側は、大鳥居からスタートします(下写真)。
蔵王エコーライン、及び、その近隣の主なスポットとしては、宮城県側から順番に
ー「滝見台・蔵王不動尊」(大鳥居から10分)
ー「駒草平」(滝見台から20分)
ー「御釜(+刈田岳)」(駒草平から10分)
ー「蔵王ロープウェイ(+地蔵山)」(御釜から30~40分)
ー「蔵王温泉大露天風呂」(蔵王ロープウェイから5分)
などがありますが、これ以外にも、駐車場付きの展望スポットやちょっとしたハイキングコースがちょこちょこ設置されています。
注意・補足事項:
ー蔵王エコーラインは通行無料です。
但し、御釜に立ち寄る場合は「蔵王ハイライン」という有料道路を使う必要があります。
(普通自動車 540円)
ーお盆シーズンに訪れたにも関わらず、基本的に渋滞等はなくスムーズに進めました。
但し、蔵王ハイラインとの分岐の手前だけは、御釜の駐車場の空きを待つクルマが溢れていたため、少し渋滞していました。
ー道路はよく整備されており道幅も広いので運転しやすいですが、急カーブが続く箇所がいくつかあります。
乗り物に強くない方は酔い止め薬が必須です。
ー冬季(11月~4月)は通行できません。
ー帰りも山道を運転するのはしんどい・怖いという方は、宮城県から行く場合は山形県まで、山形県から行く場合は宮城県まで抜けてしまって、山形自動車道を使って戻ってくるのがオススメです。
ー蔵王一体は活火山のため、訪問の際は噴火情報に注意して下さい。
訪問時(2018年8月)の噴火警戒レベルは1でしたが、2018年1月末~3月初は警戒レベルが2に引き上げられていました。詳しくは気象庁サイトをご確認下さい。
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/212.html(外部リンク)
私たちは「駒草平」と「御釜」に立ち寄りましたので、この2つについてご紹介したいと思います。
駒草平
ー駒草平は、高山植物の「コマクサ」が群生するところからその名が付いたそうです。
(残念ながら"群生"というほどは生えていませんでしたが...)
噴火の名残を残すゴツゴツした岩場と周囲の緑や滝(不帰の滝)とのコントラストが映える、とてもきれいな場所で、大体15分ほどで回れます。
うちの子供たちは、岩に登ってはしゃいでました。
ーそこそこ大きい駐車場が設置されており、お盆シーズンだったにも関わらず、大分空きがありました。
売店やトイレも併設されています。
御釜
ーいわゆる、火口に水が溜まった「カルデラ湖」で、天気が良ければエメラルド色の湖面が見られます。
ー湖自体には近寄れず、近くの刈田岳という山の山頂付近の展望台から眺めることになります。
展望台までは、「蔵王ハイライン」という有料道路(普通自動車540円)を使う必要があります。
蔵王ハイラインは山頂付近の駐車場に続いており、駐車場に隣接するレストハウスを抜けるとすぐに展望台に着きます。
ちなみに、レストハウス2Fにはレストランがあり、食事を取ることができます。
ーお盆シーズンの日中はかなり混雑していました。
ハイシーズンに訪れる際は、時間に余裕を持って訪れるか、朝、早めに訪れることをオススメします。
午前11時頃に寄ろうとした際は、蔵王ハイラインの外までクルマが溢れていたため、その日は諦めることになりました。
翌朝(午前9時頃)に寄った際は、山頂付近の駐車場までスムーズに登れました。
ー展望台まで登れても、実際に御釜が見られるかどうかは、その日の(山の上の方の)天気次第になります。
私たちが訪れた際は、麓(蔵王エコーライン入り口)から駒草平までは晴れていましたが、山の上の方は雲に覆われており、残念ながら30分粘っても御釜を見れませんでした。
ー展望台付近は標高が高いうえに(約1,700m)風が強い日も多く、夏でも肌寒い時があります。
上着を持っていった方が無難です。
ーレストハウス・展望台から10分ほど登ると、刈田嶺神社のある刈田岳山頂(標高1,754m)に着きます。
(下写真)