(最終更新:2019年7月)
小さい子供(幼児~小学校低学年)でも楽しめるミュージアムとして、今回は、神奈川県川崎市にある「岡本太郎美術館」と、その岡本太郎美術館がある「生田(いくた)緑地」という緑地公園をご紹介します。
目次:
岡本太郎美術館について
岡本太郎美術館は、岡本太郎が生まれた神奈川県川崎市の「生田緑地」内に1999年に建てられた美術館です。
岡本太郎の代表作となる絵画や彫刻、家具が数多く展示されています。
また、屋外には美術館のシンボルモニュメントの「母の塔」もあり、美術館好きな方にはとても楽しい美術館になっています。
子供にとっては、というと、うちの子供たち(8歳&4歳)の場合は、絵画や彫刻は「よく分からん」という感じでろくに見ないで"流して"いましたが、美術館のところどころに置いてある岡本太郎製作の色々な変わった椅子に座ってみたり、「太陽の塔」等の形をした顔出しパネルに顔を突っ込んでみたりと、結果的にはそれなりに楽しんでいたようです。
なお、残念ながら、2019年4月27日~10月18日は、常設展は工事中のため開催されておらず、企画展のみの開催になります。
但し、キュレーターの方にお伺いしたところ、本来、常設展で展示する主な作品は企画展の方に展示してあるそうですので、主要な作品は上記期間中でも見ることができます。
岡本太郎美術館には、食事やケーキ類が食べられるカフェ(カフェテリアTARO)や、ミュージアムショップも入っています。
ミュージアムショップの前には、「コップのフチの太陽の塔」や岡本太郎の作品に関連した柄のマスキングテープなど、お土産にちょうどいいちょっとシュールなガチャガチャもいくつか置いてありました。
(余談ですが、写真右の「コップのフチの太郎」はえらくバランスが悪く、なかなかコップに乗っかりませんでした...)
岡本太郎美術館のアクセス・営業時間・料金
アクセス
・住所:川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
ー車の場合:生田緑地には東口駐車場(163台)と西口駐車場(52台)があります。
岡本太郎美術館に行く場合は、西口駐車場が便利です。
ー電車の場合:小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩20分くらいです。
小田急線向ヶ丘遊園駅、JR南武線登戸駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線溝の口駅から生田緑地までバスも出ています。
開館時間
・9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:
・月曜(祝日は開館)
・祝日の翌日(但し、祝日の翌日が土日祝の場合は開館)
・年末年始
料金:
・展覧会によって異なりますが、中学生以下は無料です。
・2019年7月13日~10月14日:一般 1,000円、高校・大学生・65歳以上 800円
・常設展のみ開催の場合:一般 500円、高校・大学生・65歳以上 300円
生田緑地について
岡本太郎美術館のある「生田緑地」は、川崎市最大の緑地公園です。
多摩地区の丘陵地の地形を活かした造りになっており、豊富な自然に囲まれた、アップダウンのある散策路(というより、もはやトレッキングコース)が緑地公園内に張り巡らされています。
散策路以外にも、岡本太郎美術館のほか、芝生広場(2か所)やバラ園、自然科学館、日本民家園、展望台などが生田緑地内に設置されています。
生田緑地:マップ
生田緑地:かわさき宙(そら)と緑の科学館
中央広場に「かわさき宙(そら)と緑の科学館」という自然科学館があり、多摩川や丘陵を含む川崎市の自然に関する様々な展示がされています。
・開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
・休館日:月曜(祝日は開館)、祝日の翌日(祝日の翌日が土日祝の場合は開館)、年末年始
・入場無料
また、館内にはプラネタリウムもあります。(こちらは有料です)
・一般 400円
・高校・大学生・川崎市在住でない65歳以上 200円
・中学生以下・川崎市在住の65歳以上 無料
生田緑地:枡形山展望台
生田緑地の中には、枡形山(ますがたやま)という標高84mの"山"があります。
枡形山の頂上は広場になっており、子供向けの遊具に加えて、展望台が設置されています。
(展望台の利用時間:9:00~17:00)
行った日は天気が悪かったので見えませんでしたが、天気がいい日は富士山や都心が見えるようです。
(参考)藤子・F・不二雄ミュージアムについての注意・補足事項
生田緑地の東端には「藤子・F・不二雄ミュージアム」がありますが、「藤子・F・不二雄ミュージアム」は事前予約制となっており、基本的には、急に立ち寄ることはできません。
(入館チケットは、全国のローソンで毎月30日から"翌々月"分を販売しています。ミュージアムでは入館チケットは販売していません)
但し、当日券に空きがある場合は、平日に限って、生田緑地の東口ビジターセンターで特別予約できるそうです。