(最終更新:2018年10月)
小さい子供(幼児~小学校低学年)でも楽しめるミュージアムとして、前回は北の丸公園にある「科学技術館」を紹介しましたが、今回は上野公園にある「国立科学博物館」をご紹介します。
国立科学博物館について
「国立科学博物館」は、「常設展」と、不定期で開催される「企画展」の2つに分かれており、「常設展」は、「地球館」と「日本館」の2箇所に分かれて開催されています。
「国立科学博物館」は、科学技術館と違って体験型の展示はそれほど多くなく、残念ながら、小さい子供が興味を示すコーナーは少ないのですが、その中で1つ、小さい子供(特に幼児)に大人気の「コンパス」というコーナーがあります。
国立科学博物館内の人気施設「コンパス」
「コンパス」は4~6歳の子供とその保護者を主な対象とした体験型の展示室で、地球館の4Fにあります。
動物の剥製とアスレチックが混在する遊具施設や、塗り絵などのワークショップコーナー、虫眼鏡で虫や花などの標本を見るコーナーなど、小さい子供が喜ぶ体験型コンテンツがたくさんあります。
コンパスを利用する上での注意事項
「コンパス」はとても人気があるため、いつでも/誰でも利用できる訳ではなく、参加者を1日に6回(10時~、11時~、12時~、13時~、14時~、15時~:1回あたり45分)入れ替える形式になっています。
(但し、私が行った日は、なぜか15時からの回は開催されませんでしたが...)
1回あたりの参加者は最大60人と定められており、入室には整理券が必要になりますが、その代わりに、入室できてしまうと混雑感なく遊ぶことができます。
コンパスの整理券の入手方法:平日の場合
コンパスの整理券の入手方法は、平日と休日で異なります。
平日の場合は、当日、地球館1Fの発券機で、無料で発券することができます。
ちなみに、私が金曜の11時くらいに国立科学博物館に行った際には、12時からの回の整理券をすんなり入手できました。
但し、13時過ぎにはその日の全ての回の予約が埋まっていましたので、平日でも、遅くてもお昼前には発券を済ませておいた方がいいかと思います。
コンパスの整理券の入手方法:休日の場合
休日の場合は、当日、整理券を入手することはできず、「事前申し込み⇒抽選」という形式になっています。
具体的には、希望月の前々月の25日から31日に一次抽選の申し込み、一次抽選が終わっても空きがある場合は、希望月の前月の15~18日に二次抽選の申し込みがあり、抽選に当たった人だけ整理券を入手できます。
抽選申し込みは、国立科学博物館のコンパスのウェブサイトからすることができます。
整理券の発券は、事前にローソンチケットで行う必要があり、1名あたり200円掛かります。
地球館・日本館の見どころ
(地球館の展示)
(日本館の展示)
「地球館は」地球史や科学技術、地球上の生物などについて、「日本館」は日本列島の生い立ちや日本の生物などについての展示になります。
地球館の方が展示してあるもののスケールが大きく(恐竜の骨の化石の標本や、世界中の動物の剥製など)子供受けもいいので、地球館から回るのがオススメです。
但し、地球館・日本館とも、体験型の展示は少ないため、小さい子供の場合、恐竜や魚、動物など、特に興味がある分野がない場合はあっさりと飽きてしまうかもしれません。
うちの4歳の子供も、一通り展示を見てはくれたものの、「コンパスは楽しかったけど、他はあまり楽しくなかった」と言っていました...
科学技術館と同様に、「教育・学習」という点では小学校低学年以下の子供にはまだ早過ぎるかもしれませんが、「遊び」という点では、国立科学博物館も小さいお子さんも十分楽しめると思います。
国立科学博物館のアクセス・営業時間・料金
アクセス
・上野公園内(国立西洋美術館の隣)にあります
・最寄駅はJR・東京メトロ銀座線&日比谷線・京成線の上野駅です(徒歩5~10分)
・住所:東京都台東区上野公園 7-20
営業時間
・火~木曜日、日曜日: 9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
・金曜日、土曜日: 9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)
休館日:
・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始
料金(常設展のみ):
・一般・大学生620円、高校生以下無料